絵筆、子どもたちはどのような絵筆を持っているでしょうか。 1年生担任をすると絵の具セットを選定することができるので、できるだけいい絵筆をそろえるように心がけています。 でもそれ以外の学年を担任した場合には、絵筆は3~4本を購入してもらうように保護者にお願いをするようにしています。当たり前のようですが、細筆、中筆、太筆の3本、それに高学年になってくると平筆です。絵を描くシーズンになって、その子の描きたい絵に応じて「○筆をこの次の週末にでも買ってもらってきて」と話をするようにしています。 たかが筆・・・ではなく、絵を描くときに、自分の手の、指の延長として、自分の体の一部になって描いていくための大切な道具だと思うので、筆選びはとても気をつけていきたいと考えています。けっして「弘法、筆を選ばず」ではないと思うのです。 筆の選び方は、実際に使ってみて、 ○ちゃんと絵の具となじむ筆か。 ○適度の弾力(「こし」)があり、水、絵の具を適度に含ませることができるか、画用紙に思ったように絵の具を置いていくことができるか。 ○筆の根本が軸にしっかり固定されているか。耐久性はあるか。 ○金額が安価であるか。 の4点を確かめて、子どもたちに薦めています。 なかには、「こし」が全然なく、微妙なタッチをすることができないものや、「こし」がありすぎて、絵の具を画用紙に思ったように置いていけないものがあるので、値段や名前だけで選ぶのは本当に悲しい結果になってしまいます。また、画材屋には、油絵の具用の筆、アクリル絵の具用の筆などがありますので、当然注意が必要です。 ぼくが初めて担任する子どもたちには、筆の各部分に「穂先」と「はら」という名前があることを教えます。名前があることで子どもたちは意識するようになるからです。 狭いところを描くときには、細い筆の穂先を使って、そして筆を立てて描いていく。 広いところを描くときには、太い筆のはらをつかって、そして筆を寝かせて描いていく。 このようなことを言いながら、実際に例示しながら説明をしていきます。 筆を大切に、いつでも気持ちよく使っていくためには、後かたづけも大切です。 絵の具に絵の具が残らないように、きれいに洗った筆洗バケツにきれいな水を入れ、きれいに筆を洗います。そしてできれば風通しのよい日陰に置いて乾燥させてから、バッグの中にしまうようにしています。 できれば、クラスに数本だけでも、扇型の筆や平筆が数本あるだけでも、子どもたちの表現欲求に応じた指導が可能になってきます。
